美肌、主婦湿疹や手荒れ、足荒れ、アトピー性皮膚炎の治療と予防
材料
水道水 200ml(原液用)
(精製水やミネラルウォーターなどではなく 水道水でよいのです。残留している塩素が防腐剤になるからだそうです。)
尿素(肥料用) 50g
(ホームセンターや園芸店、農協などで売っている肥料用尿素。
薬局でも高価な尿素が売っていますが 品質性能は同じだそうです。
尿素を求めて、近くの大手スーパー園芸品売場で聞いてみると 「最近は扱っていないのよねー」と言われ、数件まわってみてもありませんでした。ダメもとで花屋さんに聞いてみると 「あったかしらねー」と言いながら最後の一袋を出してきてくれました。
1袋800gで420円。量販店で見つけたらもっと安いと思います。)
グリセリン 5ml(小さじ1杯)
(薬局で500ml 800円くらいで買えます。腐らないので化粧水などを良く作る人は買って置いて損はない。)
準備するもの
ペットボトル 350mlか500mlくらいのもの
ロウトか紙を円すいに丸めたもの
容器 (スプレー式の容器がお勧め)
作り方
- よく洗ったペットボトルを用意します。
尿素を50g量ります。おおよその量でよいです。
- ロウトか
紙をまるめて円すい型を作り、お手製のロウトをつくります。
[1]のペットボトルに尿素を入れます。
(何回も作ると思われる場合はシールなどを貼っておくと次回からは計量せずに済みます。)
-
[2]に水道水200mlを入れます。
(また印のシールを貼ります。
水道水を入れるのは保存状態をよくするため。沸騰させたりもしません。)
- ペットボトルを何回か振って尿素を溶かします。
- 尿素が溶けたらグリセリンを小さじ1杯(ティースプーン1杯ほど)を加えて混ぜれば「美肌水」- 尿素グリセリンローションの原液が出来上がり!
簡単です。
- 原液を用途に合わせて水で薄めて使います。(分量外)
通常使う分はスプレー式の容器に入れると使い易いです。
どのくらいに薄めるか、希釈方法は下に書きました。
また この液体の名前、作成日と使用期限の目安を書いておきましょう。飲み物だと間違われないように!
保存法
原液も 原液に水を加えた後も冷蔵庫で保存。
原液は冷蔵庫で6ヶ月くらいで使い切るように。
原液に水を加えた後は2週間くらいを目安に。
(最初は少なめに作って、使いきれる量を把握してみましょう。)
使い方
先ほど作った原液を 使用する部分に分けて希釈を変えて使います。
顔に使用する場合: 水道水で10倍に薄めます。(これが基準の濃度。)
体に使用する場合: 水道水で5倍に薄めます。
カカト、足裏、手のひらに使用する場合: 原液のまま
このような感じで使う場所によって変えます。
顔に使う場合も 少し物足りないと感じたらグリセリンを少し足して濃度を上げればしっとり感がでます。
この美肌水は使う人に合わせて量を調節しながら自分にピッタリのものを作っていくことができるのです。
だから計量もアバウトで大丈夫。
スプレー容器でたっぷりと吹き付けるか コットンに適量含ませパッティングする。
顔、全身の肌に。ご家族みんなでどうぞ。
ポイント&コメント
表皮の角質細胞はケラチンというタンパク質が主成分で 細胞と細胞との間に天然保湿因子(NMF)が存在して ケラチンタンパク質に保湿性を与えています。
つまり天然保湿因子(NMF)は、保湿成分であるアミノ基を含むアミノ酸や尿素、グリセリンなどから成っているので「美肌水」は天然保湿因子の一部を補っていることになるのです。
肌の潤いの鍵をにぎる天然保湿因子の一部を補っていると言ってもいいかもしれません。
「美肌水」は純粋に化学的な液体なのです。
私が手作り化粧品にハマルきっかけをくれたオススメのローションです。
一度作ってしまえば原液が半年持つので楽チン。
スプレー容器に目分量で少量原液を入れ、目分量で水道水を加えます。アバウトな量でOKなのも嬉しい。
無臭で、さらっとした使用感。でも潤いは満足。
|